●斎戒沐浴

読み(ひらがな)

さいかい もくよく。

意味

神仏に、祈りをする時、食べることや行動を慎み、 水を浴びて、心身を清めること。

解説

孟子の中では、神様をお祭りする時、その心と体を清めるために、 食べることと行いを慎み心を清め、さらに、水で、髪の毛と体を 洗い流し身を清めた後、神様にお祈りをしていたようです。また、 神聖な仕事をする前にも、斎戒沐浴をしていたようです。 「斎戒」は、物忌(ものいみ)の事で、戒を守って、心身を清める事のようです。

重要語の意味

斎=「さい」と読み、神を祭る前に、飲食と行動を慎んで、心を清めること。  戒=「かい」と読み、@いましめ。間違ったことが起こらないように、 前もって、注意しておくこと。A悪いことを起こさないようにするため、仏教で考えられた規則。  沐浴=「もくよく」と読み、身を清める意味で、水又はお湯で、 髪の毛や体をきれいに洗う事。沐は髪の毛を洗う事、浴は体を洗う事。入浴。  慎む=「つつしむ」と読み、ひかえめにする。 

いわれ(歴史)と重要度

孟子・離婁(りろう)下。   重要度=☆☆☆

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斎日

斎日は、「さいにち」、「さいじつ」、「いむび」などと読み、 陰陽道では、この日は、わざわいを招く日なので、慎む日とされていた ようです。また、仏教では、毎月、8、14、15、23、29、30日 の6日間を、六斎日(ろくさいにち)とし、この日は、神仏が、人の行いを 見ているので、在家の人も、8つの戒を守り、心身を清める日と考えられていたようです。

在家=出家して厳しい戒を守らなければならない僧侶などと、区別する言葉。 普通の生活をしている仏教の信者のこと。

斎戒沐浴

【儒教の孟子】