●良薬は口に苦し

読み(ひらがな)

りょうやくは くちに にがし。

意味

体によく効く薬ほど、まずくて、とても飲むのが、いやになるということ。

解説

よい薬が、苦くて飲みにくいように、他人が、自分のためになるようにと、間違いや、 欠点などを示して、改めるようにと言われても、そのことを聞き入れるのは難しいという事の たとえで、拡大解釈すれば、他人の忠告は、つらくても、素直に、聞いておいたほうが、いいですよ、ということです。 「良薬は口に苦く忠言は耳に逆らう」とも言うようです。この句は、江戸いろはがるたですが、 元々は、中国の古い書物に載っている言葉で、考えられる書物として、「孔子家語(こうしけご)」、 「説苑(ぜいえん)」、「韓非子(かんぴし)」があるようです。

重要語の意味

良薬=体によく効き、病気などを直してくれる、よい薬。  苦し=口の中に長いこと、入れておくのが、つらくなる程、まずいこと。全く、おいしく感じないこと。 

いわれ(歴史)と重要度

江戸いろはがるた。   孔子家語(こうしけご)。   平家物語十一。   重要度=☆☆☆

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苦し
[01]

【平家物語】