●飢えては食を択ばず

読み(ひらがな)

うえては しょくを えらばず。

意味

とても、おなかが、すいているときは、好き嫌いにかかわらず、何でもおいしく食べられるということ。

解説

ひどく腹(はら)が、すいている時には、何でもおいしく感じられるように、生活が貧しく苦しい 時には、不平や不満などを言ってはいられない、というたとえにも使われるようです。 また、この句に関係したものに、「空き腹にまずい物なし」(すきばらにまずいものなし) と言う句もあります。

重要語の意味

飢える=「うえる」と読み、食べる事ができなくて、ひどく腹がへること。 おなかがすくこと。  食=「しょく」と読み、食べ物を食べること。食事。  択ばず=「えらばず」と読み、選ばない。いろいろな物から、 好き嫌いに関係なく、取り上げる。 

いわれ(歴史)と重要度

「続伝灯録」(しょくでんとうろく)に、「飢不択食」という記述がある。 孟子(もうし)。    重要度=☆☆☆   

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