●毒を以て毒を制す

読み(ひらがな)

どくをもって どくをせいす。

意味

悪を消す為に、別の悪を利用する、ことのたとえ。

解説

悪人を除く為に、同じような考え方をする別の悪人を使って、その悪人の悪を取り除く、ということかと思います。 悪人は悪人同士のほうが、分かりあえるので普通の人が悪人に接するより効果がある、ということかと思います。 また、病気の面でも、ある病気を予防したり治療したりするのに、その病気の毒と同じものや違った毒を使って 病気をおさえる、予防接種や血清療法などが、一般によく用いられているようで、そのような意味もあるようです。

重要語の意味

毒=「どく」と読み、人の生命や健康に害を与えるもの。  以て=「もって」と読み、、、、を使って。  制す=「せいす」と読み、制する。動作や行為などをおさえて止める。  悪=「あく」と読み、わるいこと。正しくないこと。まちがっていること。  除く=「のぞく」と読み、そこにあったものを、なくしてしまう。  接する=「せっする」と読み、会う。お互いに顔を合わせ話などをする。  予防接種=「よぼうせっしゅ」と読み、伝染病の予防の為その病気の毒を弱めたものを体内に入れて、 その病気の免疫を作ること。  血清療法=「けっせいりょうほう」と読み、伝染病の患者に、免疫となる動物の血液から取り出した液体を 体内に入れて病気を治す方法。  伝染病=「でんせんびょう」と読み、毒となる菌が体の中に入り病気の症状をあらわすもの。コレラ、赤痢、 ジフテリア、破傷風、インフルエンザなど。  免疫=「めんえき」と読み、体内に毒となる菌が入ってきても病気にならないように、その毒に対して抵抗力をつけておくこと。 

いわれ(歴史)と重要度

普灯録(ふとうろく)。    重要度=☆☆☆   

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