●子を持てば七十五度泣く
読み(ひらがな)こをもてば しちじゅうごたび なく。 |
意味子を持って親となれば、その子のことで心配したり苦労したりすることが何度もある、ということ。 |
解説子供を持つようになると、その子が病気をしたり怪我をしたり、また、考えてもみないような事をしたりして、 親が、子供を心配し苦労することが、何度もあるということで、それほど、子供を育てることは、とてもたいへん なことである、というたとえのようです。自分の子供なのに、どうして思うように育ってくれないのかという 親の苦労を言ったことわざのようで、どんな親でも、子供のことで苦労するということを言ったことばだと思います。 |
重要語の意味子=「こ」と読み、父と母が結ばれて生まれた人。子供(こども)。 持つ=「もつ」と読み、自分のものとする。 七十五度=「しちじゅうごたび」と読み、75回。何度も。 泣く=「なく」と読み、@心配事や苦労があり、なげき苦しむこと。A悲しさ苦しさに涙を流す。 親=「おや」と読み、子を生んだ両親。子を育てる人。 心配=「しんぱい」と読み、物事がうまくいくように気にかけること。 苦労=「くろう」と読み、物事がうまくいくように悩(なや)んだり体を使ったりすること。 何度=「なんど」と読み、回数の多いこと。たくさんあるということ。 病気=「びょうき」と読み、体や心によくないことが起こり痛(いた)みや苦しみを感じること。 怪我=「けが」と読み、体のどこかに傷(きず)をうけること。 育てる=「そだてる」と読み、小さい子供などが大きくなるように食事を与えたりして手をかけること。 思うように=心の中で思い描くように。 |
いわれ(歴史)と重要度江戸時代の庶民生活のようすを描いた「浮世風呂(うきよぶろ)」。 重要度=☆☆ 難易度=やさしい |
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