●父の恩は山よりも高く母の恩は海よりも深し

読み(ひらがな)

ちちのおんは やまよりもたかく ははのおんは うみよりもふかし。

意味

父と母からもらった恩のありがたさは、とても大きく深いものである、ということ。

解説

父が与えてくれためぐみの高さを山でたとえ、母の与えてくれためぐみの深さを海でたとえているようです。 父と母が、思いやりを持って、大切に育ててくれたありがたさを、上は目に見える一番高い山をたとえとして、 下は、目に見えないけれど一番深い海をたとえとして、その大きさが、とても大きいことをあらわしていると思います。 「父母の恩は山よりも高く海よりも深し」ともいうようです。

重要語の意味

父=「ちち」と読み、男の親(おや)。自分を生み育ててくれた男の人。  母=「はは」と読み、女の親。自分を生み育ててくれた女の人。  恩=「おん」と読み、愛情をもって与えられためぐみ。他人から大切にされたこと。  山=「やま」と読み、平地よりも高くなっているところ。  高い=「たかい」と読み、下から見ると上が遠く離れているところ。  海=「うみ」と読み、広くて深く塩水におおわれているところ。  深し=「ふかし」と読み、ふかい。表面と底との間が大きい。  与える=「あたえる」と読み、やる。さずける。  めぐみ=おもいやりをもって大切にすること。  育てる=「そだてる」と読み、弱く小さな子などが大きくなるように食べ物を与えて世話をすること。  父母=「ふぼ」と読み、ちちとはは。両親。 

いわれ(歴史)と重要度

童子教(どうじきょう)。   重要度=☆☆☆      難易度=やさしい

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