●孝行のしたい時分に親はなし
読み(ひらがな)こうこうの したいじぶんに おやはなし。 |
意味親孝行をしたいと思った時には、もう自分の親は、こ世にいなくて、親の生きている 時に、親孝行をしておきべきだったと、後悔して悲しく思うこと。 |
解説親孝行は、親が生きている間に、しておいたほうが、いいといういましめの言葉。 親孝行とは、どんなことでしょう。辞書を調べてみると、「自分の親を大切にして、 親のために、いろいろ尽くす」というような意味があるようですが、 親に、いろいろな心配をさせないのも、親孝行の一つではないかと思います。 この句は、もとは、江戸時代に作られた、川柳の一つだったようです。 |
重要語の意味孝行=「こうこう」と読み、親孝行。親を大切に思い、そばにいて、 親のために、何でも実行すること。 時分=「じぶん」と読み、何かをするのにちょうどよい時。 親=子を産み、その子を育てて、やしなっていく人。父や母。 川柳=「せんりゅう」と読み、五、七、五の字数で作る短い詩。 俳句と違い、季語などがなく、誰でも簡単に作れて親しみのある詩。 |
いわれ(歴史)と重要度江戸時代の、川柳集、「誹風柳多留」(はいふうやなぎだる)。略して、「柳樽」。 重要度=☆☆☆ |
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