●堪忍袋の緒が切れる

読み(ひらがな)

かんにんぶくろの おがきれる。

意味

腹の立つことがたくさんあって、長いことそれを我慢していたが、 ついにその怒りをこらえきれずに、爆発させてしまうことのたとえ。

解説

人から何かを言われたり、されたりして、そのことに腹が立ち、怒りますが、その怒りを 入れておく袋として「堪忍袋」という袋があるらしいです。その袋の中には、どのくらいの 怒りが入るのかは分かりませんが、我慢する為に、その袋の口をひもでしばって、こらえる ことをたとえたようです(こらえる事の大切さ)。そして、いよいよ、あることがきっかけとなり、 その袋の口をしばったひもが切れて、怒りが爆発することを言ったもののようです。 堪忍袋の中に怒りが収まっているいる間は、相手を許すことができますが、それができなくなり、 爆発することのようです。

重要語の意味

堪忍袋=「かんにんぶくろ」と読み、腹を立てても、それをこらえて、 怒りを入れておく為のふくろ。  緒=「お」と読み、袋などの口をしばり、結んでおく為のひも。  切れる=一つだったひもなどが、2つ以上に別れてしまうこと。  腹が立つ=相手の言葉や行動に対して、おこること。  こらえる=がまんする。  怒り=「いかり」と読み、腹が立つこと。おこること。 

いわれ(歴史)と重要度

堀川狂歌集。   重要度=☆☆☆

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堪忍
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