●十遍読むより一遍写せ

読み(ひらがな)

じっぺんよむより いっぺんうつせ。

意味

何かを覚える為には、十回読むよりも、その内容を一回、よく考えながら、 書き写したほうが、しっかり覚え、忘れることが少ないということ。

解説

音吉もそう思います。音吉は、当サイトのことわざを調べるために、ノートに一度 書き写して、ことわざの内容をじっくり考えながら、自分の言葉で、この解説ページを 作っています。1回とはいわずに、3回ぐらい、書けば、さらに効果が上がるのではないかと思います。 この句は、「十読は一写に如かず」(じゅうどくはいっしゃにしかず)ともいい、これが、 本来の言い方のようです。

重要語の意味

遍=「へん」と読み、いくつあるのかを数えるのに使う言葉。前の数によって、 「べん」、「ぺん」と発音が変わる。  読む=文字や文章などを理解する為に、声や心の中で表現すること。  写す=文字や文章などの内容を、紙などに書き記すこと。内容を書くこと。 

いわれ(歴史)と重要度

中国、1250年頃の羅大経(らだいけい)が書いた随筆集、「鶴林玉露(かくりんぎょくろ)」。    重要度=☆☆☆

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写せ
[01]

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