●賢者ひだるし伊達寒し
読み(ひらがな)けんじゃ ひだるし だて さむし。 |
意味人並みなことをしない者は、つらい思いをしたり、損をしたりする、ということ。 |
解説普通のことをしないで見えを張っている者は、苦労をしたり、得をすることがない、ということのようです。 世間にまどわされない普通と違った賢い人は、世間になじまないので、お金もうけができなく、貧乏になり、腹をすかせている、 また、粋な姿を好む人は、服をたくさん着ると太って見えるのをいやがり、少し寒くても、薄着をするので、 寒い思いをする、ということから生まれたことわざのようです。自分をよく見せようとして、やせ我慢をするのも、 ほどほどにしなさい、という教えのようです。 |
重要語の意味賢者=「けんじゃ」と読み、世間にまどわされない賢い人。専門的な知識のある人。 賢い=「かしこい」と読み、頭の働きがよくて言葉や行動が優れている。 ひだるし=ひだるい。腹がへっていること。ひもじいこと。 伊達=「だて」と読み、目立つことを目的に外見を粋に見せること。「伊達の薄着」という言葉がある。 寒し=「さむし」と読み、寒い。気温が低いため体が冷えてちぢこまること。 人並み=「ひとなみ」と読み、普通の人と同じようなことをすること。世間と同じこと。 つらい思い=「つらいおもい」と読み、心や体が苦しくて耐えることがいやだと思うこと。 損=「そん」と読み、お金や物などの面で得をしないこと。 見えを張る=「みえをはる」と読み、外からの見え方が良くなるようにする。 なじむ=なれて親しくなる。とけこむ。 貧乏=「びんぼう」と読み、お金がないため生活が苦しいこと。 粋=「いき」と読み、姿がさっぱりとして色気があること。あかぬけていること。 薄着=「うすぎ」と読み、着るものをたくさん重ねて着ないこと。 やせ我慢=「やせがまん」と読み、無理に我慢をして普通のように見せること。 |
いわれ(歴史)と重要度不明。 重要度=☆☆☆ |
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