●据え膳食わぬは男の恥
読み(ひらがな)すえぜん くわぬは おとこのはじ。 |
意味女性のほうから、先に働きかけて、誘っているのに、男性が、この女性の誘いに 応じようとしないのは、男として、はずかしいことであるということ。 |
解説「据え膳」とは、あらかじめ準備ができて、すぐに食べることのできる食事のこと。 目の前に出された、この食事を食べようとしないのは、男の恥であるということから生まれた 句のようです。たとえ、粗末な、食事であっても、出されたものは、素直に受けて、食べるのが 男のやさしさということを言っているのでしょうか。 |
重要語の意味据え膳=「すえぜん」と読み、@すぐに食べられるよう食事を人前に出すこと。 A女性が、あらかじめ準備を整えて、積極的に男性へ、恋愛の誘いをすること。 食わぬ=食べないこと。 恥=自分の置かれている地位や境遇がくずれ、恥ずかしい思いをすること。 侠気=「きょうき」と読み、強いものをおさえて、弱いものを助ける男らしい気質。 |
いわれ(歴史)と重要度浄瑠璃(じょうるり)で、男の侠気を演じた、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)。 重要度=☆☆☆ |
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