●寝た間は仏
読み(ひらがな)ねたま は ほとけ。 |
意味人間だれでも、眠っている時には、心が無心になり、仏のように、なれるということ。 |
解説眠っているあいだは、現実の心配ごとや、苦労もなく、まるで、極楽にいるようである という意味もあるようです。確かに眠っている時は、すべてを忘れ、とても心地よい 気持ちになれますが、眠れない人にとっては、つらい一句です。また、このことわざに 似たものに、「寝る間が極楽」、「寝るほど楽はない」という句もあります。 |
重要語の意味寝た=眠ってしまった。体を横にして眠った。 間=「ま」と読み、何かをする時(この場合は寝る時)に、その動作が続いている 限られた時間。 仏=「ほとけ」と読み、真理を悟った人。無我や無心の心の状態を得た人。 極楽=「ごくらく」と読み、@苦しみがなく、楽しいところ。 A極楽浄土のこと。はるか彼方の西方にあり、苦しみがなく、夢のように楽しい世界で、 阿弥陀仏(あみだぶつ)が住むと信じられたところ。 毛吹草=「けふきぐさ」と読み、江戸時代の初めに書かれ、おもしろさを含む和歌 や、民間のことわざなどを集めた書物。松江重頼(まつえしげより)の作。 |
いわれ(歴史)と重要度毛吹草(けふきぐさ)。 重要度=☆☆☆ |
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