●泥棒を捕らえて縄を綯う

読み(ひらがな)

どろぼうを とらえて なわを なう。

意味

何か事が起こったり、問題が発生してから、あわてて、その事を処理するための 準備をすることのたとえ。

解説

泥棒を捕まえてから、その泥棒を、しばる縄を作ることから生まれたことわざ。 縄を「なう」とは、細いわらのようなものを、たくさん集めて、より合わせ縄を 作ることで、そんなことをしていたら泥棒が逃げてしまうので、日ごろから、 何が起こってもすぐに対応できるように(縄を準備)しておくべき、という いましめの意味があると思います。「泥棒」は「盗人」ともいい、略して、 「泥縄(どろなわ)」とも言います。

重要語の意味

泥棒=「どろぼう」と読み、他人の物を許可なく、又は、だまして、盗み取る人。  捕らえる=「とらえる」と読み、逃げないように、つかまえる。  縄=「なわ」と読み、わらや麻などを、たくさん、より合わせて作るひも。 何かをしばったりするのに使う。  綯う=「なう」と読み、わらなどを、ねじりながら、交互に組み合わせ、 縄のようにする。 

いわれ(歴史)と重要度

通俗編(つうぞくへん)。   重要度=☆☆☆   

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泥棒
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