●月と鼈
読み(ひらがな)つきと すっぽん。 |
意味外から見た形は、よく似ているが、全く性質が異なり、とても比較にならないほどの 差があることのたとえ。 |
解説月とすっぽんは、どちらも、丸い形をしていますが、月は、太陰暦の日を決めるのに とても大切なもので、なくてはならないが、すっぽんは、それに比べて、とても小さい 存在だったため、このような句が生まれたようです。昔は、すっぽんは、食べる事も 少なかったのかもしれません。普通は、すぐれた人と、劣っている人を 比べたときに用いることが多いようです。 |
重要語の意味月=地球の周りをまわる星。明治時代以前は、太陰暦で、毎日の 日を決める為に用いられていた。 すっぽん=動物の一つ、かめの一種で、足や、頭を隠すと、こうらだけが、 丸く見えるので?。 太陰暦=「たいいんれき」と読み、月の光る形、満ち欠けを基準に、 日にちを決めるための方法。 |
いわれ(歴史)と重要度喜多村信節(きたむらのぶよ)の随筆、「嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)」。 重要度=☆☆☆ |
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