●好事魔多し
読み(ひらがな)こうじ ま おおし。 |
意味よいことや、うまい話には、いろいろと、邪魔が、入りやすいといういましめ。 |
解説良いことには、邪魔が入りやすいので、気を引き締めて、よく注意すること、 という戒めの意味があるようです。仏教では、魔を、4つに分けて、 「四魔(しま)」としているようですが、最も重要な魔は、人の心の中にあり、 妄りに湧き起こる念(おも)いに注意しなければならない、 という意味があるのではないかと思います。 |
重要語の意味好事=「こうじ」と読み、@めでたく、喜ばしいこと。 Aよい行い。 魔=「ま」と読み、人の心を惑わし、よいことを妨げ、悪いことを 起こそうとすると考えられているもの。目に見えず、人知では、よくわからないもの。魔物。 悪魔。 多し=たくさんある。 邪魔=「じゃま」と読み、@仏道修行をする者を妨げようとする悪魔。 Aいずれかの行為を妨げること。 四魔=「しま」と読み、@煩悩魔。A陰魔(おんま)。B死魔。C天子魔。 妄りに=「みだりに」と読み、正しい理由もなく勝手気ままに。 琵琶記=「びわき」と読み、1351年ごろの中国で書かれた 上演目的のフィクションドラマのようなもの。ある妻が、はるか遠方まで、夫を訪ねる苦悩を 描いた長編の物語。 |
いわれ(歴史)と重要度中国の戯曲(ぎきょく)、「琵琶記(びわき)」。 通俗編。 修習止観坐禅法要・覚知魔事。 重要度=☆☆☆ |
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