●幽霊の正体見たり枯れ尾花
読み(ひらがな)ゆうれいの しょうたいみたり かれおばな。 |
意味怖い、怖いと思っていると、何でもないものまでが、とても恐ろしいものに、 見えてしまうことのたとえ。 |
解説幽霊だと思って見ていたものを、よく見てみると、それは、ただの、枯れたススキの穂であった、 ということから生まれているようです。その者の正体が分かってしまえば、そんなに、たいしたことでは、 なかった、たとえにも使われるようです。先入観の怖さ、を言っていることわざのようです。 |
重要語の意味幽霊=「ゆうれい」と読み、@死んだ人の魂。A死んだ人が、みれんを 残し、この世に現れたものではないかと考えられているもの。 正体=普通に見てもよく分からないものの、本当の姿。 枯れ尾花=「かれおばな」と読み、枯れたススキ。ススキの穂がしっぽに 似ているためこの名がある。 先入観=「せんにゅうかん」と読み、先に入ってくる観念。 自由な考え方を妨げてしまう、あらかじめ、持っている考え方や、知識。 |
いわれ(歴史)と重要度江戸時代の俳人、横井也有(よこいやゆう)の句。 重要度=☆☆ |
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