●怨み骨髄に徹す

読み(ひらがな)

うらみ こつずいに てっす。

意味

激しいうらみのため、そのうらみが骨の髄まで入って、なかなか抜けないようす。

解説

日々を普通に生活している時には、怒りは起こりませんし、 その幸福感は、すぐに忘れさられてしまいます。しかし、 怒りの感情は、いつまでも心に残り、やがて怨みに変わる可能性を持っています。 怒りは、自分が求めているようにならないことを嫌うことから生まれ、 その思いが繰り返し続くと、怨みに変化していきます。 このことわざの怨みは、普通の怨みよりも根の深いもので、 心の奥にしっかりと残っていることを示したものだと思います。 「怨み骨髄に入る」とも言います。

重要語の意味

怨み=「うらみ」と読み、うらむこと。気に入らない相手などに対して仕返しをしたいと思うこと。  骨髄=「こつずい」と読み、骨の髄。骨の中心部。心の奥底。  徹する=「てっする」と読み、感情などが奥深くまでしみとおる。  徹=とおる。とどく。達する。  激しい=「はげしい」と読み、普通より程度が強い。  骨=「ほね」と読み、動物の体の中心にあって全身をささえているもの。ものの中心となるところ。  髄=「ずい」と読み、骨の中のやわらかい部分。中心部。  入る=「はいる」と読み、ある場所から別の場所へ移っていく。  抜ける=「ぬける」と読み、中にあったものが外に出る。  普通=「ふつう」と読み、ありふれているようす。  怒り=「いかり」と読み、自分の求めとは異なるためいやだと思うこと。  幸福感=「こうふくかん」と読み、不満もなく思い悩むこともない感情。  感情=「かんじょう」と読み、感覚から生まれてくる喜怒哀楽など。  可能性=「かのうせい」と読み、十分に起こりそうであること。  嫌う=「きらう」と読み、いやだと思う。  繰り返す=「くりかえす」と読み、ふたたび同じことをする。  根=「ね」と読み、ものをささえる部分。こころ。  奥=「おく」と読み、表にあらわれない深いところ。  残る=「のこる」と読み、あとにとどまる。  入る=「いる」と読み、はいる。 

いわれ(歴史)と重要度

史記。    重要度=☆☆☆   難易度=ふつう

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骨髄
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