●若い時の苦労は買うてもせよ

読み(ひらがな)

わかいときの くろうは こうてもせよ。

意味

若い時にする苦労は、将来、役に立つから、みずから進んで、その苦労を 引き受け、いろいろ経験しなさい、ということ。

解説

若い時に、難しいことや、苦労をたくさん経験すれば、その人のための教育になり、 人格も大いに成長し、その後の人生のためにもなる、という意味のようです。 「苦労」は「辛労」とも言うようです。また、 これに似たことわざに、「艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)」という 句があり、意味は、「人は、たくさんの辛いことを経験して、価値ある人間になる」 という意味のようです。

重要語の意味

若い時=年齢が若い頃、15〜30才ぐらいまでか?。  苦労=何かを経験して、精神的あるいは、肉体的に、苦しむこと。辛労。  買う=「こう」と読み、かう。自分の身に、引き受ける。  ても=たとえ、、、しようとも。  せよ=しなさい。  人格=人間としての価値を示す基準。  辛労=「しんろう」と読み、苦労とほぼ同じ意味。  艱難=「かんなん」と読み、難しいことで、悩んだり、苦しんだりすること。  玉=価値が高いもの。立派なもの。 

いわれ(歴史)と重要度

居家必要。 中国古典、文選(もんぜん)。   重要度=☆☆☆   

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苦労
[01]→02


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