●辛抱する木に金がなる

読み(ひらがな)

しんぼうするきに かねがなる。

意味

どんなことでも、我慢して、こつこつと励めば、やがて成功し、財産がもてる、という教え。

解説

辛抱という気持ちを強く持って、毎日を大切にやっていけば、やがてお金ができ、財産もできるという ことのようです。たとえとして言っている、お金がなるという「木」のことを、辛抱する 気持ちの「気」という言葉にかけて言った、だじゃれのようなことわざです。意味として、これに似た ことわざに、「石の上にも三年」というものがあります。

重要語の意味

辛抱=「しんぼう」と読み、@いやなことや、つらいことなどを 耐えて我慢すること。A我慢して働くこと。  木=幹の太い部分から枝分かれした所に実がなる植物。 (この場合は金がなる)。  金=金銭。ぜに。おかね。財産。  金銭=「きんせん」と読み、ものを買ったりする時に使うもの。  我慢=「がまん」と読み、苦しさなどから生まれる怒りなどを、 おさえて、その感情を表に出さないようにすること。  励む=「はげむ」と読み、気力を十分に出して、何かをなしとげようと、 力を尽すこと。  財産=お金、土地や家、家具や品物などの経済的に価値のある物。 

いわれ(歴史)と重要度

俗謡(ぞくよう)=民間の中で起こり伝わってきたことわざ。   重要度=☆☆☆

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