●唯唯諾諾
読み(ひらがな)いい だくだく |
意味物事が、善いか悪いかを考えないで、ただ、「はいはい」と従うようす。 |
解説人の言った意見に対して、悪いことであろうが、よいことであろうが、反対することなく、 ただ、人の言いなりになっていることを言うようです。韓非子(かんぴし)には、主人に仕える臣下の 悪い例として、このことをあげ、次のように説明しているようです。「主人が、まだ何も命令していないのに、 はいはいと言って、主人の顔色を見て、ただ従っている」。臣下が主人の思うまま従うので、 主人は何でも思うまま行ってしまい、主人の善悪の判断がにぶくなる、ということを注意しているのではないかと思います。 |
重要語の意味唯唯=「いい」と読み、他人の言うことに従うようす。「はいはい」という返事。 諾諾=「だくだく」と読み、逆らわず言うままに従うようす。 唯=@はい。すぐにこたえる言葉。Aただ。 諾=うべなう。同意する。承知する。 ただ=そのことだけに心を向けるようす。そればかり。 従う=「したがう」と読み、さからわないで言われる通りにする。 言いなり=人の言うことをそのまま受け従うようす。 韓非子=「かんぴし」と読み、中国戦国時代の韓という国の貴族が書いた法律と刑罰に関する書。紀元前230年ころの書。 臣下=「しんか」と読み、主人を助ける為そばにいて行動を共にする人。 |
いわれ(歴史)と重要度韓非子(かんぴし)・八姦(はっかん)。 重要度=☆☆ |
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