●国士無双
読み(ひらがな)こくし むそう |
意味国の中で、他に比べる者がいない程、優れた人物のこと。 |
解説自分のことを考えないで、国の為に努力する人であり、国の中でも同じように 優れた力を持つ人がいないほどの人物のことを意味しているようです。この四字熟語にも次のような故事があるようです。 中国、漢の初め、蕭何(しょうか)という人が、劉邦(りゅうほう)と項羽(こうう)の戦いに尽力した韓信(かんしん) という人物をほめて呼んだ時の言葉のようです。また、麻雀の組み合わせで、満貫(まんがん)の名としても使われるようです。 |
重要語の意味国士=「こくし」と読み、国の中で一番優れた人物。 国=国の中。 士=役人。諸侯の臣。 無双=「むそう」と読み、ふたつはなくただひとつ。比べるものがないこと。 無=ない。 双=ふたつ。並ぶ。 蕭何=「しょうか」と読み、前漢の人。漢の高祖の近くにいて高祖に仕えた人。 劉邦=「りゅうほう」と読み、漢の高祖。項羽と戦った人。 項羽=「こうう」と読み、漢王朝ができる前、劉邦と戦った人。楚の国の人。 韓信=「かんしん」と読み、前漢の人。漢の高祖に仕えた武将。 麻雀=「まーじゃん」と読み、室内で4人で遊ぶゲームのようなもの。牌(ぱい)の組み合わせで得点を競い合う。 満貫=「まんがん」と読み、麻雀で最大限度の得点になること。 |
いわれ(歴史)と重要度史記・淮陰侯伝(わいいんこうでん)。 重要度=☆☆ |
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