●馬耳東風
読み(ひらがな)ばじ とうふう |
意味人から何かを言われても、まったく聞こうとしないことのたとえ。 |
解説たとえば、ほかの人が、このようにしたら、よいのではないですかと言っても、 そのことを気に留めないで、ただ、聞き流してしまうことのたとえのようです。 人は、春がくると、あたたかな東の風が吹いて、春のおとずれを喜ぶけれでも、 馬は、春風が吹いても何も感じないということから生まれた四字熟語のようです。 もとは、李白という詩人が、詩をつくって、ほかの人に聞かせても、まったく 興味をしめさなかったことから始まったことばのようです。 |
重要語の意味馬耳=「ばじ」と読み、馬の耳。 東風=「とうふう」と読み、東から吹く風。春のかぜ。 馬=「うま」と読み、人が乗ったり荷物を運んだりする時に使う動物。 耳=「みみ」と読み、ことばなどの音を聞くところ。 東=「ひがし」と読み、太陽がのぼってくる方向。西の反対。 聞く=「きく」と読み、ことばなどを耳から感じて知ること。 気に留める=「きにとめる」と読み、心の中にとどめて注意する。 聞き流す=「ききながす」と読み、耳で聞くけれどもそのことを忘れてとりあわないでおく。 吹く=「ふく」と読み、風がながれていく。 喜ぶ=「よろこぶ」と読み、うれしいと思う。 李白=「りはく」と読み、中国の唐の時代の詩人。[701-762]。 詩=「し」と読み、生活などを通して心の中に生まれてくる感情や思いなどを短く美しいことばであらわしたもの。 興味=「きょうみ」と読み、あることに心がひかれおもしろいと思うこと。 |
いわれ(歴史)と重要度李白の詩。 重要度=☆☆☆ 難易度=やさしい |
スポンサードリンク