●覆水不返
読み(ひらがな)ふくすい ふへん |
意味一度、離婚した夫婦は、元通りにはならない、というたとえ。また、一度やってしまったことは、取り返しがつかない、というたとえ。 |
解説結婚した男と女が、いちど別れ、再び、元の夫婦に戻ろうとしても、元には戻れないというたとえと、また、 いちど間違えてしまったことは、元には戻らないというたとえのようです。器に入っていた水が、こぼれて地面に 落ちてしまうと、元のいれ物には、戻すことができない、ということから生まれた四字熟語のようで、 「覆水は返らず(ふくすいはかえらず)」と日本語読みし、また、「覆水、盆に返らず」とも使われるようです。 やってしまったことを元に戻すことはできませんが、新たに、やり直すことは、できると思います。 |
重要語の意味覆水=「ふくすい」と読み、こぼれた水。入れ物がさかさになったため中に入っていた水がこぼれてしまうこと。 不返=「ふへん」と読み、かえらない。もとにもどらない。 離婚=「りこん」と読み、結婚した男と女がいっしょに生活するのをやめて別々にくらすこと。 夫婦=「ふうふ」と読み、結婚して生活をともにする男と女。夫と妻。 元通り=「もとどおり」と読み、もとのとおり。今より以前の状態にもどること。 取り返す=「とりかえす」と読み、もとへもどす。 覆=ひっくりかえす。うらがえす。 返=もとの状態にかえる。かえる。 元=「もと」と読み、むかし。いぜん。 別れる=「わかれる」と読み、はなれる。べつべつになる。 戻る=「もどる」と読み、むかしのようになる。 器=「うつわ」と読み、水などを入れておくもの。 盆=「ぼん」と読み、いれもの。容器。はち。 新た=「あらた」と読み、あたらしく何かをするようす。 |
いわれ(歴史)と重要度漢書・朱買臣伝(しゅばいしんでん)。 重要度=☆☆☆ 難易度=やさしい |
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