●一寸の虫にも五分の魂
読み(ひらがな)いっすんのむしにも ごぶのたましい。 |
意味小さく弱そうに見えるものにも、それなりの考えがあり、思っていることをやり通そうとする 強い気持ちがあるものだから、そういうものの力を軽く見て、ばかにしてはいけないということ。 |
解説体の大きさ、わずかに、3センチメートル程の小さな虫にも、その半分の大きさ程の、 何かをしようとする気力や、精神力は、必ずあるはずだ、ということから生まれた句。 この世に生まれてきたからには、それなりの、与えられた何かがあるという意味もあるのかもしれません。 この句は、自分を軽く見ている相手などに、自分の意地や、やる気を示す場合に、使われることが多いようです。 弱い人間にとっては、こころ強い、ことばです。 |
重要語の意味一寸=約3センチメートル。小さいことのたとえ。「寸」は長さの単位。 虫=ある生き物の全てを呼ぶ言い方、主には昆虫のこと。 五分=一寸の半分の長さ、約1.5センチメートル。 魂=この世に生命を受けたものが、必ず持ち合わせると考えられている、 何かをやろうとする精神的な力。 意地=自分が、考えている事などを、完成させようとする強い心。 |
いわれ(歴史)と重要度近松門左衛門「天智天皇」。 重要度=☆☆☆ |
スポンサードリンク