●善悪は友による

読み(ひらがな)

ぜんあくは ともによる。

意味

人が善人になるのか、あるいは、悪人になるのかは、つきあっている友による 影響が、とても大きいということ。

解説

善人の友と、つきあえば、善人になり、悪人の友とつきあえば、悪人になってしまうという意味なので、 友人を選ぶには、よく考えて、選んだほうが、いいということのようです。 つきあう友人の行動や言葉が、人の心へ与える変化は、確かに大きいかもしれません。

重要語の意味

善=正しいこと。よい行動や言葉、こころがけ。道徳的に正しいこと。  悪=悪いこと。悪い行動や言葉など、善ではないこと。  友=上下の隔たりがなく、いつでも、気兼ねなく、一緒にいられる人。  道徳的=社会としてあるべき生活の決まりごとを、 個人として、必ず守らなければならない事として、定めていること。 

いわれ(歴史)と重要度

近松門左衛門作、「娥歌かるた」。北条氏直時分諺留(ほうじょううじなおじぶんことわざとめ)。   重要度=☆☆☆

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近松門左衛門

江戸時代に庶民の間で、流行していた浄瑠璃や、歌舞伎などの 台本を書いていた人です。彼は、浄瑠璃の語り手である 竹本義太夫のために、たくさんの作品を書いたり、 歌舞伎の台本なども、作っていたようです。 彼は、庶民の生活にあふれていた、喜びや、悲しみなどを、 題材にして、多くの作品を残しているようです。

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