●虫が知らせる

読み(ひらがな)

むしが しらせる。

意味

いやの事が起こりそうな予感がすること、のたとえ。

解説

「虫」は人間の体の中で、いたずらをするもので、感情などに 影響を与えるものと考えられていたようです。 特に血のつながりの強い親族などの間では、この虫が媒体となり、 直接、顔を合わせることがなくても、他人の気分に影響を与えるもの として考えられていたのだと思います。また、 昔の人は、自分の意識とは関係なく無意識のうちに心の中で騒ぐ ものを「虫」と呼んでいたのかもしれません。 ふつう、いやな事が起こった後に気づくことが多いようです。

重要語の意味

虫=「むし」と読み、心にいたずらをするもの。人間の感情などに変化を与えるもの。  知る=「しる」と読み、感じる。なんとなくわかる。  事=「こと」と読み、ものごと。  起こる=「おこる」と読み、あることがはじまる。  予感=「よかん」と読み、何かが起こることを前もって感じること。  いたずら=意識していないようなことを生じさせること。迷惑なこと。  感情=「かんじょう」と読み、よろこび、いかり、ふあん、きょうふなど。気持ち。  影響=「えいきょう」と読み、あることが他のものに変化を与えること。  親族=「しんぞく」と読み、親と子。兄弟姉妹。親戚など。  媒体=「ばいたい」と読み、なかだちとなるもの。つなぐもの。  直接=「ちょくせつ」と読み、じかにせっすること。  意識=「いしき」と読み、自分で分かっていること。認識していること。  関係=「かんけい」と読み、つながっていること。  無意識=「むいしき」と読み、心の中で起こっているが、そのことに気づいていないこと。  騒ぐ=「さわぐ」と読み、おちつかない。ざわついている。 

いわれ(歴史)と重要度

源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)。   重要度=☆☆☆   難易度=ふつう

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