●五臓六腑に沁みわたる
読み(ひらがな)ごぞう ろっぷに しみわたる。 |
意味腹の底まで、沁みとおること。 |
解説お酒を飲んだ時などに、からだのすべての内臓のすみずみまで、お酒がいきわたって、そのおいしさを心で深く感じる時に使われるようです。 お酒を飲んだ時だけでなく、何かを心の中に深く感じた場合にも使われるのではないかと思います。五臓六腑は、東洋医学の考え方で、 それぞれの臓器が、お互いに助け合って、からだの活動が正常に動くように働いているもののようです。五臓は、生きてゆくために重要となる 臓器で、心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓(膵臓)のことで、六腑とは、食べ物やの飲み物を消化して栄養素を吸収し、不要なものを外に出す 働きをする、胃、小腸、大腸、膀胱などを言うようです。音吉のかってな考えですが、このことわざは、何か飲み物を飲んだ時に使う言葉ではないかと思います。 |
重要語の意味五臓=「ごぞう」と読み、東洋医学の5つの内臓。肝、心、脾、肺、腎をいう。 六腑=「ろっぷ」と読み、東洋医学の消化と水分の流れに関する内臓。胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦をいう。 沁みる=「しみる」と読み、@液体などがものの中に入っていく。A心の中に感じる。 わたる=ものがある所までとどく。 沁みとおる=「しみとおる」と読み、@液体などが中にしみこむ。A心に深く感じる。 臓器=「ぞうき」と読み、生き物が持っている内臓の一部分。さまざまなものがあり独自の働きをしている。 内臓=「ないぞう」と読み、生き物の胸から腹の内側にある器官の総称。 東洋医学=「とうよういがく」と読み、古い時代の中国で生まれ日本に伝わった医学で日本では漢方医学として発展した。 肝=「かん」と読み、血をためて体の気を制御するところ。現代医学の肝臓。 心=「しん」と読み、体全体に血をめぐらせるところ。心臓。 脾=「ひ」と読み、胃の働きを助け消化吸収の働きを制御するところ。脾臓または膵臓。 肺=「はい」と読み、空気を吸い込みはき出して気を作るところ。肺臓。 腎=「じん」と読み、体全体の水分の流れを調節するところ。 気=「き」と読み、目に見えないもので生きてゆくために重要となるエネルギーのみなもと。 胆=「たん」と読み、胆汁をたくわえ排出をするところ。胆のう。 胆汁=「たんじゅう」と読み、肝臓で作られる分泌液で胆のうにたくわえられ十二指腸や腸に使われる液体。 小腸=「しょうちょう」と読み、食べ物の栄養素を取り出して不要物を作るところ。 胃=「い」と読み、飲み物や食べ物を消化して小腸へ送るところ。 大腸=「だいちょう」と読み、小腸から送られた不要物の水分を吸収し便としてたくわえるところ。 膀胱=「ぼうこう」と読み、腎臓から送られてきた体の中の不要となった水分を集めるところ。 三焦=「さんしょう」と読み、これに相当する臓器はなく胸から腹全体に分布するもので水分代謝の働きをすると考えられている。 沁=しみる。しむ。 しむ=@そまる。Aうるおう。B深く感じる。 |
いわれ(歴史)と重要度不明。 重要度=☆☆☆ |
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