●悪い友と辻風には出会うな

読み(ひらがな)

わるいともと つじかぜには であうな。

意味

竜巻の被害を受けないようにするには、その竜巻に出会わなければいいのであって、 それと同じように、悪い友とは、最初から付き合わないほうが、いいということ。

解説

このことわざの「辻風」という所が、意味不明ですが、「悪い友と辻風には出会わぬが手柄」とも、 言うようです。むしろこちらのほうが、意味が明らかで、悪い友達と、つむじ風(竜巻)に出会わないのは、 人からうらやましがられるような、立派な働きであるということになります。 辻風は、悪いものの一つであり、これに出会わないのが、手柄であり、 悪い友人に出会わないのも、手柄の一つなんだということと思われます。

重要語の意味

悪い友=考え方や行動が社会的、道徳的に不適切で、よろしくない友人。  辻風=「つじかぜ」と読み、つむじ風。竜巻のこと。ものすごい渦を巻く風で、 建物や、物などを吹き飛ばすほどの強い風。旋風とも書く。  手柄=「てがら」と読み、物事をうまくやっていく力や方法など。 

いわれ(歴史)と重要度

近松門左衛門作、「娥歌かるた」。   重要度=☆☆   超古風

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