●逆鱗に触れる
読み(ひらがな)げきりん に ふれる。 |
意味目上の人を、激しく怒らせてしまうこと、のたとえ。 |
解説自分より年上の人に、何かを説明する時、その年上の人の触れられたくないことに関して、言葉が出てしまった時、 目上の人が、そのことで激しく怒ってしまうことを意味しているようです。目上の人に何かを進言する時には、 十分に注意をしないと、相手の気分をこわしてしまう、という戒めの意味があるようです。もとは、 竜という動物は、本来は、おとなしい性格なので、人が竜の背にのることができるのですが、竜のあごの下のうろこ(逆鱗)を さわってしまうと、その人は竜の怒りによって殺されてしまう、という伝説から生まれたことわざのようです。 そして、天子と呼ばれる人にも、竜と同じように逆鱗があり、これに触れると、激しい怒りを受けてしまうということのようです。 |
重要語の意味逆鱗=「げきりん」と読み、@竜のあごの下に一枚だけ逆さに生えているうろこ。A天子の怒り。 竜=「りゅう」と読み、@想像上の動物。大きな蛇のような体に足が4本あり海や湖に住み空にのぼって雲を起し 雨を降らすと思われている。A天子に関すること。 うろこ=魚類や爬虫類の体をおおっている薄く小さいもの。 触れる=「ふれる」と読み、@さわる。A話として問題を述べる。 目上=「めうえ」と読み、立場や年齢が自分より上にある人。 激しい=「はげしい」と読み、程度が普通より強いこと。 怒る=「いかる」と読み、おこる。あることを不満に思って感情を損ねる。 進言=「しんげん」と読み、立場の上の人などに改善点や問題点を示し意見を述べること。 天子=「てんし」と読み、天の子。天の代わりに国を治める人。 |
いわれ(歴史)と重要度韓非子・説難篇(ぜいなんへん)。 重要度=☆☆☆ |
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