●清水の舞台から飛び下りる

読み(ひらがな)

きよみずの ぶたいから とびおりる。

意味

必死の覚悟で、何かを実行しようとする時のたとえ。

解説

「清水の舞台」とは、京都にある清水寺の舞台のことで、山の中間あたりに、本堂が建てられ、 本堂の手前を広くした舞台、下までの高さが約、13メートルもある場所。このような所から、 飛び降りたら、命の保証がないということから、命がけで何かをすることのたとえになったようです。 江戸時代には、本堂の観音様に、お願い事をして、その満願(まんがん)の日に、この舞台から、 飛び降りた人が、実際にいたようです。

重要語の意味

清水の舞台=「きよみずのぶたい」と読み、京都清水寺にある、本堂前の平たくした場所。参拝者が 増えた為、このように広くしたようで、舞台は、平安時代ころから、あったようです。  飛び下りる=身を高い所から、低い所へおろす。  必死=「ひっし」と読み、命がけで、何かに望むこと。  覚悟=「かくご」と読み、あることを予想して、心の準備をすること。  本堂=「ほんどう」と読み、お寺で、お祈りをする仏像などを置いて、お祭りするところ。  満願=「まんがん」と読み、日にちを決めて、神仏にお願い事をし、その日にちが 決めた日数になったこと。 

いわれ(歴史)と重要度

清水寺で、実際に起こっていたこと。   重要度=☆☆☆

スポンサードリンク

関連コラム棚

清水寺

清水寺は、京都の東山にある、お寺で、その起源は、奈良時代の僧、 延鎮(えんちん)が、観音様の夢の、お告げを受けて、京都の音羽山中 (おとわさんちゅう)の滝に、たどり着き、そこで授けられた、霊木(れいぼく) で、観音様を造って、お祭りし、修行をしたのが、始まりのようです。

後に、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が、この観音様に帰依し、 音羽の滝のほとりに、仏堂を建て、新しい観音様と、両脇に置くための像を造り、 観音様の像と一緒に、仏堂に安置(あんち)したようです。 清水寺は、歴史が古い為、何度か、焼失、再建を繰り返してきたようですが、 現在の本堂は、江戸時代初期に、再建された建物のようです。

舞台
[01]

.