●柔能く剛を制す

読み(ひらがな)

じゅうよく ごうをせいす。

意味

静かで弱そうな者が、強い者に勝つことのたとえ。

解説

やわらかくて、しなやかであるものが、その自在な動作によって、てごわく強いものを 押さえつけてしまう、ということのようです。このことわざは、剣道や柔道、相撲などの 戦いの状況を説明する場合に使われるようです。 また、この句は、「柔能く剛を制し弱よく強を制す(じゅうよくごうをせいしじゃくよくきょうをせいす)」 とも言うようで、柔と剛、弱と強の4つを、その時の状況に応じて、自由自在に使い分け、 物事を進めるという兵法のやり方につながってゆくようです。

重要語の意味

柔=「じゅう」と読み、やわらかいこと。  能く=「よく」と読み、@上手に。Aしばしば。  剛=「ごう」と読み、強くてかたいこと。  制す=「せいす」と読み、制する。押さえる。支配する。  しなやか=動作がなめらかで静かなようす。  自在=「じざい」と読み、何の障害もなく思うまま。  てごわい=勝つことが難しいくらいに強い。  兵法=「へいほう」と読み、いくさのやり方。 

いわれ(歴史)と重要度

兵法の書、三略(さんりゃく)。   重要度=☆☆☆

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