●学問に王道なし
読み(ひらがな)がくもんに おうどうなし。 |
意味いずれかのことを知って、知識を得るためには、基礎から一つずつ学び、積み重ねて 努力しなければならない。たとえ、王様であっても、簡単に知識を得る方法などは、ないという教え。 |
解説この句は、西洋の古いことわざのようです。紀元前300年ごろの、エジプトの王様(トレミー)は、 空間の図形を研究する学問(幾何学)を学んでいたようですが、その学問を教えていた、ユークリッドという数学者に、 「簡単に学ぶ方法はないのか」と訪ねたとき、ユークリッドが「幾何学に王道なし」と答えたことに由来している ようです。この句は、他の事にも当てはまるかもしれませんが、自分で、この世界の真理を学ぼうとするには、 王様や、庶民の区別はなく、みんな、等しく、同じように努力をしなければ、学問を得る事はできないという ことを言っている、と思います。 |
重要語の意味学問=何かのことについて、分からない事を学び、知識として得ること。 王道=王様にだけ許された、努力しないで、簡単に学ぶ事ができる方法。 幾何学=平面や空間(立体)の図形を研究する学問。数学の一つ。 |
いわれ(歴史)と重要度ユークリッドの故事 [There is no royal road to learning.]。 重要度=☆☆☆ |
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