●下戸の建てた蔵はない
読み(ひらがな)げこのたてた くらはない。 |
意味酒を飲まない者が蔵を立てたということは、聞いたことがないと、酒飲みの人の主張。 |
解説酒を飲まない分、そのお金をためて、蔵を建てたということはなく、酒はある程度、 飲んで楽しんだ方が、いいという、酒を飲む人の主張のようです。 どちらかといえば音吉も賛成派。 又、この句は「下戸の建てたる蔵もなし」とも言うようです。 |
重要語の意味下戸=酒がきらいで酒を飲まない人。酒の好きな人を上戸(じょうご)という。 蔵=家の財産や大切な商品、生産したものなどを安全に置いておく建物。 |
いわれ(歴史)と重要度安楽庵策伝の醒睡笑(あんらくあんさくでんのせいすいしょう) 安楽庵策伝は、江戸初期の浄土宗の僧で、茶人であり笑い話の作者でもあったようです。 落語の祖とも考えられ、「醒睡笑」を著しているようです。又、大阪(中京)いろはがるた、でも知られています。 重要度=☆☆☆ |
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