●栴檀は双葉より芳し

読み(ひらがな)

せんだんは ふたばより かんばし。

意味

仕事や研究などを立派に、最後までしっかりやるような大物は、小さいころから、 そのすぐれた才能を、あらわしているというたとえ。

解説

よい香りを出す、せんだんの木は、芽が出始めたころから、とてもいい香りを放っている ことから生まれた句。音吉は、あまり耳にしませんでしたが、身近な先輩や親戚などの 子供をほめるときに、使うようです。又、せんだんの木は、白檀(びゃくだん)の木の別名 のようですが、実際には、栴檀と白檀は全く違う木のようです。

重要語の意味

栴檀=「せんだん」と読み、インド原産の香りの強い樹木。家の建築材料や器具などの材料、 仏像の材料、お香の材料としていた「せんだんこう」。白檀(びゃくだん)の別名だが、全く別の 種類の木。古くは、「おうち」と呼んだ。  双葉=@樹木が芽を出して、初めにつける2つの葉。Aひゆとして用い、人の幼いころのこと。「二葉」とも書く。  芳し=「かんばし」と読み、においがとてもいいこと。すぐれていて、とてもいい感じのするにおいのこと。 

いわれ(歴史)と重要度

京都いろはがるた、平家物語。   重要度=☆☆☆   超古風

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栴檀
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