●明日は明日の風が吹く

読み(ひらがな)

あしたは あしたの かぜがふく。

意味

将来の不安や、先のことを思い悩むよりは、なるがままに任せよう、 という励ましのことば。

解説

今日の苦しみは、明日になれば、また、違ったものとなるはずだから、不安がらずに、 気軽にしましょうという意味から生まれた句。明日や将来のことを思い悩むなら、 そんなことは忘れて、気分をかえ、散歩でも、してみたほうがいいかもしれません。 この句は、歌舞伎のせりふを作る人、河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)という人の考えたものらしいです。

重要語の意味

明日=今日の次の日。古い言い回しで、夜を基準にした場合の、夜が明けた朝のこと。  風=@その人の様子や態度など。A毎日の生活や暮らしのやり方。  吹く=様子や態度などが、表に現れてくる。  河竹黙阿弥=「かわたけもくあみ」と読み、歌舞伎を演ずるせりふや動作の内容を 作る人で、江戸時代の終わりから、明治時代の初めに活躍した人(1816-1893)。 

いわれ(歴史)と重要度

河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)が書いた「上総木綿小紋単地(かずさもめんこもんのひとえじ)」。    重要度=☆☆☆   

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