●所変われば品変わる

読み(ひらがな)

ところかわれば しなかわる。

意味

場所や地域が違ってくると、風俗や習慣、言語まで違ってくる。また、品物が同じでも、 場所が違うと、その呼び名が違う、ということ。

解説

同じ日本でも、土地が違うと、物の形や、やり方が違ってきて、物の呼び名も、 異なってくる、ということのようです。また、呼び名の違いの例として、 「難波の葦は伊勢の浜荻(なにわのあしはいせのはまおぎ)」という句があり、 意味は、「大阪地方で呼ぶ、アシという草のことを、三重地方ではハマオギと呼ぶ」です。

重要語の意味

所=土地。地域。場所。  品=@形式や、やりかた。A何かに使うための形ある物。  変わる=ちがう。異なる。  風俗=「ふうぞく」と読み、その土地での、 着るものや食べるもの、住んでいる家や、行事などの形や、やり方。  習慣=「しゅうかん」と読み、長い時間をかけて、その土地で、 あたりまえに行われてきた、きまりのようなもの。  言語=「げんご」と読み、物や事柄に、呼び名を付けて、 人と人との間で思いや考えなどを伝える為のもの。ことば。  葦=「あし」と読み、草の一つ、すだれなどを作るのに使う。  浜荻=「はまおぎ」と読み、伊勢地方の方言で、「葦」のこと。 

いわれ(歴史)と重要度

漢書(かんじょ)・王吉伝。    重要度=☆☆☆   

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