●美女は生を断つ斧
読み(ひらがな)びじょは せいをたつ おの。 |
意味美しい女性の色香(いろか)におぼれると、不摂生を招いて、寿命を縮めることになる、ということ。 |
解説そのまま訳すと、「美女は命を終わらせる斧」となります。女性の美しさや女性のいろけに心をうばわれ、 自分の健康のことなど忘れて、色欲を貪ると身を滅ぼしてしまう、ということのようです。 男性が女色を貪ることによって体の健康を害することを戒める言葉ではないかと思います。 また、「色欲は命を削る斧(しきよくはいのちをけずるおの)」とも言うようです。 |
重要語の意味美女=「びじょ」と読み、美しい顔や姿の女性。 生=「せい」と読み、生命。いのち。 断つ=「たつ」と読み、終わらせる。 斧=「おの」と読み、鉄の厚い刃物に手で持つ柄をつけたもので、木などをたたき切る道具。 色香=「いろか」と読み、女の美しさ。女のいろけ。 おぼれる=心を奪われて感情や欲望をおさえることができない状態。 不摂生=「ふせっせい」と読み、体の健康を考えず限度を超えて何かをすること。 色欲=「しきよく」と読み、性的な欲望。男女間の肉体的欲望。 貪る=「むさぼる」と読み、限りなく求めること。 女色=「じょしょく」と読み、女の色香。 |
いわれ(歴史)と重要度呂氏春秋(りょししゅんじゅう)。 重要度=☆☆ |
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