●夢は五臓の煩い

読み(ひらがな)

ゆめは ごぞうの わずらい。

意味

夢を見るのは、内臓か心が疲れているためである、ということ。

解説

このことわざは悪い夢を見た人へのなぐさめとして用いることが多いようです。また、別の言い方として「夢は心の疲れ(ゆめはこころのつかれ)」 とも言うようです。昔、心は内臓と同じものと考えられていたようで、このような言い方もするようです。心理学では、夢を見る原因を意識と無意識とが、 うまくつながっていないため、その歪が夢となって現れると考えているようです。いずれにしても、夢を見る理由は、 「心の問題」か「体の疲れ」が原因であるということらしいです。

重要語の意味

夢=眠っている時に、自分がそこにいるかのような体験などをする不思議な現象。  五臓=「ごぞう」と読み、肝臓、心臓、肺臓、脾臓、腎臓の5つの器官。内臓のこと。  煩い=「わずらい」と読み、病気。「患い」とも書く。  肝臓=「かんぞう」と読み、体内で栄養素の代謝などを行う器官。  心臓=「しんぞう」と読み、体内の血液を循環させるための器官。  肺臓=「はいぞう」と読み、血液に酸素を送り二酸化炭素を取り出す器官。呼吸器官。  脾臓=「ひぞう」と読み、リンパ球や古い赤血球をこわしたりする器官。  腎臓=「じんぞう」と読み、血液中の老廃物を取り除き尿として体の外へ出す為の器官。  心理学=心の問題を研究する学問。  無意識=「むいしき」と読み、心理学用語、意識として確認できない心の深い状態。  五臓六腑=「ごぞうろっぷ」と読み、腹の中。心の中という意味もある。   

いわれ(歴史)と重要度

素問。   重要度=☆☆

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