●幽霊の浜風

読み(ひらがな)

ゆうれいの はまかぜ。

意味

ぐったりとして、元気がないことを、たとえる言葉。

解説

幽霊(ゆうれい)が、塩分を多く含む、湿った風に吹かれて、全く恐さが感じられなく、 元気が、ないことから生まれた句のようです。この句から、推測すると、どうやら、幽霊 というやつは、塩気の多い湿った空気が嫌いのようです。これ本当かどうか知りませんが、 こんな句があったとは、音吉は、今回始めて知りました。また、この句は、 「幽霊の浜風に逢ったよう」ともいうようです。

重要語の意味

幽霊=「ゆうれい」と読み、死んだ人が、この世にみれんを残し、幽冥界から、 この世に、あらわれようとする、想像上のもの。たましい。  浜風=「はまかぜ」と読み、海岸の近くに吹く、塩気を多く含んだ湿った風。潮風。  みれん=強くひかれて、心に残り、あきらめられない気持ち。  幽冥界=「ゆうめいかい」と読み、あの世。死んだ人が住むと考えられている世界。 

いわれ(歴史)と重要度

京都いろはがるた   重要度=☆   超古風。

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幽霊
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