●好事門を出でず悪事千里を行く

読み(ひらがな)

こうじ もんをいでず あくじ せんりをゆく。

意味

良いことをしても、なかなか、その評判は、世の中に広まらないが、 悪いことのうわさは、すぐに遠くまで広まってしまう、ということ。

解説

普通、人は、他人が良いことをしても、あまりそのようなことを 取り上げようとはしませんが、他人の悪いことに関しては、とても関心があり、 そのことを他の人に、伝えたいという気持ちが、強いためかと思われます。 単に、「悪事千里を行く」だけでも使われます。

重要語の意味

好事=「こうじ」と読み、よいこと。よい行い。  門=@家などの入り口と出口。Aたとえとして、物事が、出たり入ったり するところ。  出でず=「いでず」と読み、外に出ることがない。  悪事=「あくじ」と読み、@悪い行い。A悪い出来事。  千里=1000里。非常に遠いということ。 

いわれ(歴史)と重要度

孫光憲(そんこうけん)の「北夢瑣言(ほくぼうさげん)」。  景徳伝灯録(けいとくでんとうろく)。    重要度=☆☆☆   

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好事
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