●人事を尽くして天命を待つ

読み(ひらがな)

じんじをつくして てんめいをまつ。

意味

人としてやれることを全てやり尽くして、後は、天の運命にまかせるという心境を言ったことば。

解説

何かをしようとする時、結果については、どのようになっても後悔しないという思いを決め、その時々に応じて自分のやれることを全てやり尽くし、 あとは、余計なことを考えず、ただ、天から与えられた運命に全てをまかせ、愚痴や不満などを口にしないで時を過ごしてゆく、 という思いを言い表した言葉のようです。

重要語の意味

人事=「じんじ」と読み、人間の力でできることがら。  尽くす=「つくす」と読み、できる限りの力を出しきること。  天命=「てんめい」と読み、天が人間に与える運命。  待つ=「まつ」と読み、結果がどのようになるのか、その時その時を過ごしてゆくこと。  運命=「うんめい」と読み、人の意志では予測も変えることもできない目に見えない力のようなもの。  心境=「しんきょう」と読み、心の状態。  天=地球などの自然界を成り立たせている力のようなもの。 

いわれ(歴史)と重要度

読史管見(どくしかんけん)。  初学知要(しょがくちよう)。    重要度=☆☆☆   

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天命
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