●憎まれっ子、世に憚る

読み(ひらがな)

にくまれっこ、よにはばかる。

意味

人から憎まれている人ほど、世の中では、威張っているし、幅広くやっているものだということ。

解説

逆に考えると、他人のことを、あまり考えずに、一方的にやっていける人は、世の中から憎まれても、 しょうがないとも考えられます。世の中をじょうずに渡っていくのが、いかに難しいかがわかります。 この句は、「憎まれ子、世にはびこる」とも言うようです。

重要語の意味

憎まれる=人などから悪く思われて嫌われること。  憚る=「はばかる」と読み、威張って幅をきかせること。「はびこる」や「はば」が変形した語と 考えられるようで、その本来の意味は、勢いよく広がって、その勢力を振るうこと。 ちなみに、「憚る」には、相手を恐れて遠慮するという意味もあるようです。 

いわれ(歴史)と重要度

江戸いろはがるた。 孟子。   重要度=☆☆☆

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憚る
[01]

【儒教の孟子】