●商いは牛の涎

読み(ひらがな)

あきないは うしの よだれ。

意味

商売のこつは、気長に辛抱強く続けなさい、ということ。

解説

商売をする時に重要となるところは、決めたことを、あせることなく努力を続けなさい、ということのようです。 つまり、商売は、牛のよだれのように、細く長く切れ目がないように、こつこつと続けなければならない、ということです。 商売が思うようにならなくて、あれもこれも手をつけ、儲けることばかりを考えていると失敗することになるから、 たとえ、商売の規模が小さくても長く続けることが大切である、ということと思います。

重要語の意味

商い=「あきない」と読み、品物を売ったり買ったりすること。商売。  牛=「うし」と読み、哺乳類の動物。比較的大きな動物で乳をしぼり牛乳にしたり食肉などに使われる。  涎=「よだれ」と読み、口の外に流れ出ただえき。牛のよだれは細く長くたれる。  商売=「しょうばい」と読み、品物を仕入れたりサービスなどを準備して顧客に売ること。  こつ=何かをする時に重要となるところ。かんどころ。  気長=「きなが」と読み、のんびりしていて、あせらないようす。  辛抱強い=「しんぼうづよい」と読み、我慢(がまん)する気持ちが強い。  続ける=「つづける」と読み、あることが切れることがないようにする。  重要=「じゅうよう」と読み、ものごとの基本であり大切なこと。  決める=「きめる」と読み、さだめる。方針を選ぶ。  あせる=思うようにならないので、いらいらして、あれもこれもと手をつける。こといそぐ。  努力=「どりょく」と読み、目的のために心身を使ってはげむこと。  細い=「ほそい」と読み、大きくなくて小さい。  長い=「ながい」と読み、はじまりから終わりまでの距離が大きい。  こつこつ=目立たないが少しずつ努力を続けるようす。  儲ける=「もうける」と読み、商売によってお金を得る。利益を得る。  失敗=「しっぱい」と読み、目的としていたことが思っていた通りにならないこと。  規模=「きぼ」と読み、物事のしくみの大きさ。商売の大きさ。  大切=「たいせつ」と読み、重要なようす。大事なようす。 

いわれ(歴史)と重要度

日本新永代蔵。    重要度=☆☆☆   難易度=ふつう

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商い
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