●商人と屏風は直ぐには立たぬ

読み(ひらがな)

あきんどと びょうぶは すぐには たたぬ。

意味

商売をする人は、お客の機嫌を悪くしないよう、自分の感情をおさえて、お客と向き合わないと、成功するのは難しい、ということ。

解説

屏風は折り曲げて置かないと立たないように、商売をする人も、自分の気持ちを曲げて、お客さんと接しないと、 うまくゆかない、ということのようです。屏風も商人も、まっすぐのままでは立たないから、曲げなければならないので、 商人は自分の都合で商売をするのではなく、お客の立場になって商売する、ということと思います。 「商人と屏風は曲がらねば立たぬ(あきんどとびょうぶはまがらねばたたぬ)」とも言うようです。

重要語の意味

商人=「あきんど」と読み、商売をする人。  商売=「しょうばい」と読み、利益を得るため物やサービスを売ること。  屏風=「びょうぶ」と読み、部屋の中でしきりや飾りとして立てて使うもの。折り曲げないと立たないもの。  直ぐ=「すぐ」と読み、@曲がっていないまっすぐなようす。A時間として短い。簡単に。  立たぬ=「たたぬ」と読み、立たない。立つことがない。  立つ=@倒れないでいること。A物事が成り立つ。  お客=「おきゃく」と読み、物を買ったりした時お金を払う人。  感情=「かんじょう」と読み、見たり聞いたりして心の中で感じ取る気持ち。うれしい、たのしい、きらい、さみしい、など。  機嫌=「きげん」と読み、ここちよい、または、ここちよくない、といった心の中の気持ち。  気持ちを曲げる=「きもちをまげる」と読み、感情をおさえる。 

いわれ(歴史)と重要度

世帯気質。   鷹筑波。    重要度=☆☆☆   

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商人
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