●稼ぐに追い抜く貧乏神
読み(ひらがな)かせぐに おいぬく びんぼうがみ。 |
意味いくら働いても、貧乏から抜け出すことが、できないこと、のたとえ。 |
解説「稼ぐに追い付く貧乏なし」をもじったもので、稼ぐ速さよりも、 貧乏神のほうが速いという意味があるようですが、音吉の勝手な思いつきは次のようになります。 貧乏神には、「いきすだま」という意味があり、これをさらに調べてみると、「生きている人の怨念から 生ずる性格」と考えることができます。そして以上のことをまとめてみますと、「怒って仕事をしたり、 人から怨まれるような仕事をしていると、その人のところへ貧乏神が集まって来る」と考えることができます。 |
重要語の意味稼ぐ=「かせぐ」と読み、@一生懸命に働く。A働いて収入を得る。 追い抜く=「おいぬく」と読み、後ろにいた者が先にいた者のところより先に行く。前の人を追い越す。 貧乏神=「びんぼうがみ」と読み、@人にとりついてその人を貧乏にすると考えられている神。Aいきすだま。窮鬼。 貧乏=「びんぼう」と読み、お金や物がなくて生活が苦しいこと。 いきすだま=生きている人の怨念から生じる雰囲気や性格のようなもの。いきりょう。 怨念=「おんねん」と読み、いかりやねたみ、うらみなどの思いが長い時間をかけて寄り集まったもの。 もじる=世間の欠点などを非難する目的で以前からある有名な言葉をまねして別の意味の言葉を作ること。 |
いわれ(歴史)と重要度不明。 貧乏神をいきすだまと考えた場合、法句経の1番句に該当すると思われる。 重要度=☆☆☆ |
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