●金は天下の回り物
読み(ひらがな)かねは てんかの まわりもの。 |
意味金は、ひとつの所にとどまっていないで、人から人へ渡って、世の中を回っている、ということ。 |
解説お金は、世の中を回ってゆく性質のものだから、今、お金があっても、いつかは失ってしまうかもしれないし、 今、お金がない人でも、いつかは、お金が回ってくるから、くよくよしないで、まじめに働くように、という励ましの 言葉のようです。お金は、平等に、みんなの所へ回ってほしいという願いが含まれているのではないかと思います。 「金は天下の回り持ち(かねはてんかのまわりもち)」、または、「金は世界の回り物(かねはせかいのまわりのも)」 とも言うようです。 |
重要語の意味金=「かね」と読み、おかね。ぜに。物を買ったりサービスを受けたりする時に使うもの。 天下=「てんか」と読み、全ての世界。世の中。 回り=「まわり」と読み、回ること。 回る=@いろいろな所を順にめぐって行く。A行きわたる。 物=「もの」と読み、@品物。A考え方や性質を示す言葉。 渡る=「わたる」と読み、ひとつの所から別の所へ移って行く。 とどまる=ある場所に動かずにいること。 失う=「うしなう」と読み、なくす。 励まし=「はげまし」と読み、元気をつけてやること。 持ち=「もち」と読み、持っているということを示す言葉。 |
いわれ(歴史)と重要度江戸初期、井原西鶴の浮世草子、「日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)」。 重要度=☆☆☆ |
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