●一蓮托生
読み(ひらがな)いちれん たくしょう |
意味物事のよしあしにかかわらず、仲間が行動をともにすること。 |
解説同じ目的を持っている人たちが、結果がよくなろうとも、悪くなろうとも、そのことに関係なく、 同じことをしようとする覚悟をあらわした言葉のようです。もとは仏教の言葉で、よいことをした人は、死んだ後、 極楽浄土に生まれ変わり、蓮の花の上に身を置くことができる、ということから生まれたことわざのようです。 同じ目的を持って何かをしようとする仲間が、たとえ死んだとしても、いっしょに極楽浄土の同じ蓮の花の上に 生まれ変わることを約束し、物事に取り組む、という意味があるのではないかと思います。 |
重要語の意味一蓮=「いちれん」と読み、ひとつのはす。 托生=「たくしょう」と読み、他のものに命をまかせること。 蓮=はす。池や沼などに育ち、夏に白い花などを咲かせる植物。泥の中に育ち清らかな花を咲かせるため、仏教では衆生を救う象徴となった。 托=身を寄せる。たのむ。托身。 生=@生まれる。A生きる。Bいのち。 物事=「ものごと」と読み、さまざまなものやことがら。 よしあし=よいこととわるいこと。 仲間=「なかま」と読み、同じ目的を持って一緒に何かをしようとする人たち。 行動=「こうどう」と読み、人が目的を持って何かをすること。 覚悟=「かくご」と読み、こころの準備。心構え。 極楽浄土=「ごくらくじょうど」と読み、仏の悟りの世界をあらわした言葉。盧舎那仏、阿弥陀仏、薬師如来、釈迦牟尼仏がいて、 蓮の花が咲いている清らかで苦しみの無い世界と考えられている。 |
いわれ(歴史)と重要度妙好人伝。 重要度=☆☆☆ |
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