●一旦緩急

読み(ひらがな)

いったん かんきゅう

意味

ひとたび緊急事態が起こった時。

解説

一度、社会の秩序や安全を保つために緊急で行わなければ ならない状態が発生した時、という意味があるようです。 教育勅語では、「一旦緩急あれば」と使われていたようです。また、 平穏無事な時には、緊急の出来事が起きることを考え、 それに備える必要があり、危機が迫ってきた時にも、 落ち着いて行動しなければならない、という意味が含まれていると思います。

重要語の意味

一旦=「いったん」と読み、ひとたび。  緩急=「かんきゅう」と読み、@ゆるやかなことと急なこと。平穏な時と緊急の時。A緊急なこと。  旦=あけがた。夜が明ける。  緩=ゆるやか。ゆったりしている。  急=いそぐ。あわただしい。あやうい。  ひとたび=一度。  緊急事態=「きんきゅうじたい」と読み、@社会の秩序や安全を保つために緊急で行わなければならない状態。 A国家非常事態。  起こる=「おこる」と読み、ある状態がはじまる。  秩序=「ちつじょ」と読み、社会生活が安全で正しく整っているための基準。  緊急=「きんきゅう」と読み、起こった出来事が重大で急いで対策をしなければならないこと。  状態=「じょうたい」と読み、ある時の物事のようす。  教育勅語=「きょういくちょくご」と読み、明治天皇が国民に示した意思表示。天皇を柱とした道徳として学校教育に用いられたが、 戦後、国民主権を脅かすものとして昭和23年に廃止となった。  平穏無事=「へいおんぶじ」と読み、何事もなくおだやかなようす。  備える=「そなえる」と読み、これから予想されることに対して準備をする。  危機=「きき」と読み、非常にあぶない状態。  迫る=「せまる」と読み、近づく。  落ち着く=「おちつく」と読み、心や物事が安定している。  行動=「こうどう」と読み、人が何かを行うこと。 

いわれ(歴史)と重要度

史記・えんおう伝。   菜根譚・前八。   重要度=☆☆☆   難易度=ふつう

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一旦緩急


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