●点滴穿石

読み(ひらがな)

てんてき せんせき

意味

小さな力でも、繰り返し続けることで、大きな結果を生み出すことができる、というたとえ。

解説

雨粒のような小さなしずくが、長い間、同じ場所に落ちれば、 固い石であっても、穴があいてしまうということから、 小さな力でも、積み重なれば、大きな成果を生むことができるということです。 つまり、長く続けることが、大きな力になるということです。 「点滴石を穿つ」または、「雨垂れ石を穿つ」とも言います。

重要語の意味

点滴=「てんてき」と読み、雨などの水のつぶ。したたり。しずく。  穿石=「せんせき」と読み、石を穿つ。  点=てん。小さなもの。しずく。  滴=したたる。しずく。  穿=あな。うがつ。あながあく。  石=いし。  力=「ちから」と読み、人などが持っている何かをする働き。  繰り返す=「くりかえす」と読み、同じことをする。  続ける=「つづける」と読み、長く切れないようにする。  結果=「けっか」と読み、あることが原因となって得られたこと。  雨粒=「あまつぶ」と読み、雨のつぶ。  しずく=水がポタポタと落ちる時のつぶ。  場所=「ばしょ」と読み、ところ。位置。  落ちる=「おちる」と読み、さがる。  固い=「かたい」と読み、形がかんたんには変わらないようす。じょうぶである。  石=「いし」と読み、岩石の総称。地球の表面にあるかたいもの。  穴=「あな」と読み、物の表面にできている深いくぼみ。  積み重ねる=「つみかさねる」と読み、ある物をいくつも重ねてふやす。  成果=「せいか」と読み、あることをして得られたよい結果。  穿つ=「うがつ」と読み、穴をあける。  雨垂れ=「あまだれ」と読み、軒(のき)などから落ちる雨水。 

いわれ(歴史)と重要度

漢書(かんじょ)・枚乗伝(ばいじょうでん)。   菜根譚・後110。   重要度=☆    難易度=ふつう

スポンサードリンク

点滴穿石


.