●苦心惨憺

読み(ひらがな)

くしん さんたん

意味

心を砕いて苦労を重ね、あれこれと工夫を凝らすこと。

解説

ある目的のために、あれこれと思いをめぐらせて、精神的、肉体的に励むことによって、 いろいろな方法を考え、ためして、その目的に向かって、心を集中させることだと思います。 たとえば、あることを研究したり、新しい製品を開発したり、芸術作品を作ったりする時の 苦労のようすを表現しているのだと思います。

重要語の意味

苦心=「くしん」と読み、心を使って苦労すること。心を悩ますこと。  惨憺=「さんたん」と読み、心を悩まして苦労するようす。心を集中させること。「惨澹」とも書く。  苦=くるしい。  心=こころ。精神。考え。  惨=いたむ。みじめ。  憺=さだまる。心しずか。  砕く=「くだく」と読み、あれこれと思いをめぐらせて心を悩ます。  重ねる=「かさねる」と読み、あることに加えて、さらに同じようなことを繰り返す。  あれこれ=いろいろなこと。  工夫=「くふう」と読み、いろいろな方法を考え、ためしてみること。  凝らす=「こらす」と読み、ひとつのことに考えを集中させること。  目的=「もくてき」と読み、めざすもの。  精神的=「せいしんてき」と読み、感情や思考に関するようす。  肉体的=「にくたいてき」と読み、人間のからだに関すること。  励む=「はげむ」と読み、一生けんめいに行う。  方法=「ほうほう」と読み、やりかた。  考える=「かんがえる」と読み、過去の経験を思い浮かべてさまざまに想像する。  集中=「しゅうちゅう」と読み、ひとつにする。  研究=「けんきゅう」と読み、あることについて深く考え、そのことを明らかにすること。  製品=「せいひん」と読み、商品として造られたもの。  開発=「かいはつ」と読み、実験などを繰り返し新しい商品などを作り出すこと。  芸術=「げいじゅつ」と読み、美や思想を表現する手段。文学、音楽、絵画、彫刻、演劇、映画など。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆       難易度=ふつう

.

.

苦心惨憺


.